石鎚山は西日本最高峰、四国山地に位置する
標高1982mの山で石鎚国定公園に指定されています。
日本七霊山の一つとして、信仰の山として親しまれてきた山であり、
今から約1300年前に役小角(えんのおづぬ)により開山されました。
御祭神は石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)をおまつりし、
諸願成就の神として信仰され、
霊験あらたかな山として今日まで深く崇敬されています。
また、かの弘法大師が修行された山でもあります。
石鎚山への主な登山コースは、ロープウェイを利用する成就社コース、
石鎚スカイラインまたは瓶ガ森林道を利用する土小屋コース、
面河渓谷コースの3つが一般的。
頂上に登る登山道には全国でも珍しい鉄の鎖がかかっています。
山頂からは瀬戸内海および土佐湾、
見通しの良い日には大山や九州の九重まで望むことができ、
石鎚山及びその周辺の森林は、
暖帯林から温帯林、亜寒帯林と変化に富んだ植生をしています。